私が契約しているXサーバー。
「新サーバー簡単移行」機能により、新しいサーバー環境に無料で乗り換えることができるようになっていたのを実行しました。
移行処理にかかった時間
データコピー申請ボタンを押してから、データコピー完了のメールが届くまでに、4時間10分強でした。
新サーバーへのアクセスは、それから約40分後に可能となりました。
合わせて、約5時間ほど。
その後に『サーバー切り替え』ボタンを押すことで、最新サーバー環境への移行が完了しました。
下でも書きますが、それから24時間程度は、ワードプレスの投稿などは控えるほうが無難です。
やってみた感想
エックスサーバーにログインし、「新サーバー簡単移行」のメニューからやっていったところ、大きなつまづきはなく出来ました。
比較的スムーズに完了しました。
実行前に、ほかのサイトを見ていたところ、「新サーバー簡単移行」の
■ワードプレスプラグインを、一旦止めておくほうがいい
■MySQLデータベースを最新バージョンに上げておくほうがいい
■もう使用していないドメインは削除しておくほうがいい
などの、事前準備アドバイスが書かれていました。
ですが、私は、そういったことをせずに実行。
面倒くさがりなのもありますが、結構たくさんのドメインを載せているので、いちいちやってられないってのが理由でして・・・
でも、問題なく移行できたようです。
「これだけスムーズにできるなら、もっと早くやっておいてもよかったな」と思いました。
気になった点
とはいえ、ちょっとした引っ掛かりはありました。
使用していないドメインに関する警告表示
上で書いたように、すでに手放しているドメインも、そのまま削除せずに実行しました。
それらのドメインについて、警告的なメッセージが表示されました。
ただ、特になにも対処せずにやっていっても大丈夫でした。
データコピーの時間
データ量が大きいのかもしれませんが。
データコピーが完了するのに、4時間以上(4時間13分ほど)かかりました。
完了メールが来るのを待っていればよく、大きなストレスではありませんでしたけれども。
これからエックスサーバーの「新サーバー簡単移行」をやろうとしている人は、気長に待つようにすることをおすすめします。
「サーバー切り替え」完了から24時間程度、移行元サーバーへデータが書き込まれる場合がある
CGIやPHP・MySQLなどの、プログラム・データベース処理において、データの書き込み(更新)が随時行われているようなプログラムが稼動している場合、「サーバー切り替え」から最大24時間程度、移行元サーバー側に情報が書き込まれる事があります。
移行元サーバーに書き込まれたデータは移行先サーバーへは反映されません。
未反映データの移行先サーバーへの反映などは、お客様ご自身で行っていただく必要があります。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_order_servertransfer_intro.php
と、あります。
これは、ワードプレスでの投稿や編集、設定変更なども含まれると思います。
つまり、「サーバー切り替えを終えてから、24時間程度は触らないほうが無難」ってことになるかと。
そういう制限があると、なんか逆に、いつもより投稿したくなるから不思議・・・
データベース名が変更された
「データコピー実行ログ」を確認したところ、ワードプレスに使っているデータベース名(DBホスト名)が変更されているようでした。
システムの方で自動的にやってくれているので、手間はかかっていません。
が、データベース名をどこかにメモっていたりする人は、その書き換えも必要になるんじゃないかと思います。
新旧サーバーのスペックの違い
移行先の最新サーバーは、
・『オールNVMe』RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成を採用、読み込み速度が最大で14倍以上に向上
・搭載メモリを256GBから512GBに倍増
ってことですが。
自分の場合、もとのサーバーの搭載メモリが192GBだったので、それより大きな変更となりそうです。
サイト表示スピード測定結果の差
GTmetrix
【旧サーバー】
【新サーバー】
グレードが「B」→「A」に上がりました!
PageSpeed Insights
【旧サーバー】
【新サーバー】
なんだか、パソコンのほうはスコアが微妙に下がってしまいました・・・
そんなこともあるんですね。
モバイルのほうの「最初のサーバー応答時間」は、だいぶ早くなっているようでした。